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2013–01–28 (Mon) 05:50
僕がいけなかったんだ


結婚したばかりの 大好きな先生の家に 

みんなを連れて行ったとき

僕は 時間を間違えてしまった


先生の家を 見つけて

嬉しくて チャイムを押すと 

まだ 出勤支度の旦那様が居た


子供は嫌いだって言っただろう!

旦那様は 大声で怒鳴り

靴下を履かせてもらう足を 振り上げて

先生を蹴とばした


先生が壁に吹っ飛んだのに

それなのに また 

旦那様は みんなの前で先生を殴り

ひどい言葉を浴びせた


それから 1年ばかり経ち

先生が 離婚したことを知った

ショックだったけど 心から思った

先生 良かったね


それから 随分長い時を経て

皮肉なことに 僕も離婚することになった


何故だか頻繁に 先生の顔が浮かんだ

会いたくなった


今を続けることの不幸や

新たな旅立ちについて

先生と話りたかった


今宵 満月の夜

静かに舞い降りる雪が

光を 隠す



先生は 幸せになれただろうか


















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陽炎 Confessions

2012–10–25 (Thu) 05:03

貴女は 美しい顔立ちの児童だった

私は少し 大人びた体をしていた


どこを どうやって逃げたっけ

気づいたら 貴女の部屋

二人で 冷たくなった膝を抱えて泣いたね


私ね あれだけでは すまなかったの

何をされたの!

お母さんが 震えながら聞いたけど

言えるはずないよね

ただ 泣きじゃくるばかり


どうして?

どうして 美しい思い出ばかり 残らない?

押し倒された貴女の姿と 悲鳴と泣き声が

あれからずっと 心の目と耳から消えない



お元気ですか?

嬉しい時も 悲しい時も

貴女の顔が 浮かんだ


もしかして 貴女も

記憶の彼方に 葬ることができずに

同じ思いで 生きてきたのではないかと

時折心配になりました 

手紙でもと思うけど

思い出を語り合える二人ではないから

そっと 幸せを祈り続けますね
 

こんな 電波の時代にバカげてるけど

何か テレパシーでも送れるとすれば

貴女に伝えたい


私は 幸せになりました

陽炎

2012–07–25 (Wed) 18:41
白衣が 数を数えている

無数の小さなライトがまぶしい

やがて僕を覗きこむ 複数の顔が歪みはじめた

まるで ムンクの叫びのようだ

それから 僕の意識は 遠のいた


いつの間にか 僕は 

細い細い通路を 引き摺り出されている

苦しい

苦しい

無抵抗な僕を 情け容赦なく

何かが 排除しようとしている

 
気づけば 白衣が微笑んでいた

もう大丈夫ですよ


僕は・・

僕は・・

ひとりだけ 生き延びるのだ


ごめんね

さよなら

全ての言葉が 綺麗ごとに思えた


そんなんじゃない・・

僕が 殺したんだ


 

満月の夜

2012–01–09 (Mon) 23:59


死ぬつもりなど なかった


払えぬ程 肩に積もった虚しさを 

刃に込めて

切りつけて みても

噴き出した 赤い血は 

何も 答えてはくれない


割れた傷口は 

この世に 僕が存在する限り 

連れて行くものと 諦めていた 


けれど 僕はもう あの日の僕を 

記憶の 中でさえ 

置き去りにするようになった


満月の夜

手首を じっと見つめる

かすかな血の匂いが 脳裏をよぎるが

もう かすり傷さえ 残ってはいない


僕の血は 

僕の幸せのために 流れはじめた

  

 
テーマ→日記 / ジャンル→日記

聖夜

2011–12–25 (Sun) 23:59

忍び寄る

紅い声に おびえ

震えていた 僕のココロは

狂気に 満ちていた


あの日の僕は もう

この世には いないけれど

狂気に満ちた 僕のために

傷ついた 旅人達の瞳から

もう 僕の残像は 

消えただろうか


ごめんね・・

誰しもが 祈りをささげる聖夜

祈りを知らない 僕は

懺悔の術すら 思いつきやしない


新月の 空に向かい

ただ 幸あれと

星屑に願うばかり

満月の夜

2011–05–17 (Tue) 16:36


私を ぴたりと言い当てる 

占い師の 言葉では

あなた様とは 死が二人を分かつまで

この世で苦楽を越え 添い遂げる 

けれども 

この世かぎりの えにしだそうでございます


あの世までも 連れ添うえにしも

あるのだそうですが

それは 叶わぬことのようです


あなた様は 約束通り

必ず 必ず 私を見送り 

そして 天へと召されてくださいね


けれど 私はそこには居ない


地の底よりも 深く堕ち

閻魔様とやらに お目にかかれば

あんな話も こんな話も

墓場まで連れていくつもりでした

土産話をいたしましょう


大好きなお月さまは 遥か・・

仰ぎ見ることさえ 叶わぬのでしょうか


今宵 満月でございます

.

2007–06–27 (Wed) 10:01

時は 陽炎

陽だまりの ムコウ

小さな 黒い傘が

ゆらゆらと 揺れながら

消えてゆく

屈折する光と 涙で 

僕は その姿を見失った

テーマ→夢の日記 / ジャンル→日記

.

2007–05–23 (Wed) 00:00

遠ざかる 

小さな後姿を 追いかけ

僕は 夢中で

蒼い夜空を 飛んだ


行かないで・・


溢れる 雫に

小さな影が 霞んで消える


行かないで・・

行かないで・・


やがて 小さな背中は

三日月の中へと

消えていった
テーマ→日記 / ジャンル→日記

.

2007–01–27 (Sat) 00:00
ちいさな めしべから

数え切れぬ 命が宿り

新しく 大地に根づいては

地に 帰る



新しい 命は

春を 夏を 秋を 冬を

地に帰る命の 足跡を辿るように

歩きはじめる

 
新しい 命に

めしべは 無かった

繰り返さぬ 未来

.

2006–12–24 (Sun) 00:00
聞こえたよ

あなたの声

声にならない声で

言ったね

最期の言葉

ありがとう

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陽炎

時は 陽炎

陽だまりの ムコウ

小さな 黒い傘が

ゆらゆらと 揺れながら

消えてゆく

屈折する光と 涙で

  僕は その姿を見失った


行かないで・・

陽炎

Author:陽炎
幻の記憶

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